Ettore Sottsassは、1917年オーストリアに生まれる。トリノ工科大学に学び、1958年より、コンピュータやタイプライター、オフィス家具のデザインを手掛け始め、それまでのデザインの主流であった流線型デザインを革新的デザインへと一新した。1980年、MarcoZanini、MatteoThunらと共に前衛的なデザイナー集団「SOTTSASS ASSOCIATI」を設立。国際的に活動を始める。その作品は、建築、インテリア、インダストリアル、グラフィックと多岐に渡り、80年代を代表する一大デザインムーブメントを築いた。1990年に日本国内で開催された「ライト・イズ・アーキテクチャー」展は、国内外で大きな反響を呼ぶ。また、1994年にはパリのポンピドゥー・センターにおいて、大規模な彼の作品回顧展が開催され、20世紀後半、常にデザイン界をリードしてきたことが再認識された。